新卒採用と中途採用の違い~転職活動成功のポイント~

新卒で入社した会社から転職するということは初めて中途採用面接に挑戦するということです。新卒採用と中途採用では、企業の見ているポイントと目的も異なります。どのような違いがあるのかを理解して、転職活動を開始することで初めての転職活動を成功させることが出来るでしょう。

新卒採用は企業にとって将来への投資

新卒採用の対象者は学生ですので、基本的に社会人経験がありません。インターンシップを実施する企業も増え、入社前に経験を積むことも多くはなりましたが、入社後すぐに企業で成果を出すことは難しいでしょう。企業に利益をもたらすのは早くても2年目以降。数年間は企業にとっては教育する為の赤字期間です。

それでも企業にとって新卒学生を採用することは大切な仕事の1つなのです。その大きな違いは「定着率」にあると言えるでしょう。新卒社員と中途社員では、圧倒的に新卒社員の方が定着率が高いのです。

教育にもお金と時間は掛かるものの、5年後、10年後、30年後を見据えた長期的な視点で見れば、定着率の高い新卒社員の方が企業としては将来の計画を立てやすくなります。

社会人経験が無い分、社内風土に溶け込みやすい

なぜ新卒社員の定着率が高いのかと言えば、人によって働く理由は異なれど、教育方法や働き方、福利厚生、全てが新卒社員にとって初めての経験なのですから比較対象がありません。比較が出来ない分、その会社独自のものがあったとしても「当たり前」の感覚になりがちです。

当たり前なので、少しくらいの不満があったとしても我慢が出来ます。特に日本企業は長い期間、終身雇用が慣例でしたので日本人にとって同じ会社で長期的に働くことは美徳であるという感覚はどことなく残っているのではないでしょうか?

また新卒採用では経験が無い分、社風・社内文化に合うかどうかを面接で判断していますので、そもそも社風に合わない人を採用しない為に社内風土にも溶け込みやすいのです。

中途採用は即戦力採用が基本

一方で中途採用は即戦力採用が一般的です。入社後すぐに戦力として企業に利益をもたらしてくれる人材として見込まれ、採用されることが多いものです。また新卒採用は教育課程において適職を判断され、配属先が決定される「総合職採用」が高い割合を占めていますが、中途採用は営業職、人事職、事務職、技術職など採用段階で各職種に限定されています。

中途採用は「何をしたいか」よりも「何をしてきたか」

中途採用は即戦力採用の為、これから自分が何をしたいかという希望よりも、今までどのような業界でどのような業務を行なってきたのかが面接で判断されるポイントになります。何をしたいかという入社意欲や希望は当然面接時の判断基準の1つではありますが、それならば新卒採用と変わりがなく、定着率の高いとされる新卒学生に負けてしまいます。

最近では中途でポテンシャル採用を行う企業も増えてきました。それでも社会人経験を持っているという点では新卒学生とは違います。入社後すぐに学んでいるであろうビジネスマナーは出来ていて当たり前であることはポテンシャル採用であっても変わりません。

ポテンシャル採用とは何か~未経験者の面接ポイント~

職務経歴書の作成、提出が求められる

履歴書やエントリシートの提出だけで良かった新卒採用とは違い、中途採用では職務経歴書の提出も必要となります。どのような企業で、どのような業務を行なってきたのか、それが今回の採用目的に適している(あるいは求める経験に足りている)かが、書類選考時点で判断されてしまいます。

どれだけ意欲があって人柄が自社に合っている方だとしても、中途採用で求めるものが戦力である以上、面接で会ってもらえることも叶わないのです。それだけに中途採用において職務経歴書の作成と、内容の充実は非常に重要なものです。

中途の転職活動は個人戦

新卒採用では就活を手助けしてくれるイベントや機関が多く存在します。合同説明会やOB訪問、学校ではキャリア課や担任の先生、あるいはご両親など周りの社会人が就職する為の支援をしてくれます。周囲の友人や同期も時期が来れば就職活動を開始する為、どこか「就職活動を行なう」というマインドになりやすくなるでしょう。

また学生が新卒入社を目指して就職活動を行なうことは、社会人として働く為にほぼ必ず行わなくてはなりません。最終学年の3月には学校を卒業してしまう為、就活期間も限られています。

しかし中途社員が転職活動を行なうことは必須ではありません。転職活動を行なう期間も人それぞれです。既に企業に在籍しているわけですから、その会社を辞めるのも転職活動を行なうことも完全にその人個人の決断となるのです。同じ境遇の友人を探すことも難しいでしょう。

だからこそ転職活動は孤独になりがちだと言われています。自己分析、書類作成から転職先の情報収集、面接対策、そして転職先への条件交渉も全て自分1人で行わなければなりません。

しかし今は転職活動も行ないやすい環境になりました。インターネットの充実化や転職支援会社も増えたことにより、転職活動を行なう手段も増えました。

ただし新卒の就職活動は外的要因によって促されるもの、中途で転職活動をするかどうかは個人の決断によるものである点は変わりません。今、転職活動を行なうべきなのか、もう少しキャリアを積んだ方が良いのか悩んでいる人も多いかと思います。まずは転職活動を行なった方が良いのか、周りの人やキャリアカウンセラーに客観的に判断してもらうのも1つの手です。

新卒採用と中途採用の違いまとめ

新卒採用は企業にとって長期的な投資です。中途採用は即戦力採用が一般的で、求める経験を持った人に入社していただき、早期に利益をもたらしてくれる人を採用したいと考えています。その為、中途採用では自分が今まで何をしてきたのかを掘り起こして職務経歴書にまとめ、面接でも相手に伝えることが求められます。

そして新卒採用は外部から促され、自分が何もしなくても周囲の人々が手助けしてくれることが多くあります。しかし中途採用は個人戦。自分が動かなければ今の会社から転職することは出来ません。全てが個人の自由で、その人の決断次第です。

しかしインターネットが充実し、情報が収集しやすくなった分、誤っている情報が入ることも増えました。もし転職するべきかどうか、悩んでいる人はインターネットの情報に踊らされず、周囲の人やキャリアカウンセラーに一度相談することも良いでしょう。客観的に自分のキャリアを判断してもらい、自分が転職を決断すべきかどうかの情報収集をまず行ってみることをお勧めします。

その結果、今働いている会社がいかに恵まれているかを知ることもあるでしょう。新卒でも中途でも、大切なのは豊かな人生を送る為に適した企業で働くことなのですから転職は必須ではありません。転職するかどうかに悩んで仕事に集中できないのであれば、一度気軽に転職すべきかを専門機関に相談してみてください。

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