早期退職は履歴書に書くべき?|経歴詐称のリスクと伝え方のポイント

「入社した会社を1週間で退職してしまったのですが、経歴には書かなくて良いですか?」

早期退職をしてしまった人には、このような疑問がつきものになるでしょう。誰もがご存知のとおり、書類選考を行ううえで、転職回数や企業の在籍期間は重要なポイント。だからこそ、マイナス評価になってしまう「早期退職」はできれば書きたくない気持ちも分かります。

早期退職してしまった企業は履歴書に書くべきなのか?今回はそのようなギモンの解消に向けて、早期退職がある際の履歴書のポイントと面接時の心構えに関してご紹介します。

早期退職は書かなくてもバレない?

入社して、すぐに退職すれば経歴にならないのではないか?

そう思われて早期退職をした人も少なくないでしょう。職歴に関する知識は、誤解されていることも多いのです。

大前提として、早期退職であっても職歴になります。

そして早期退職した経歴がバレる、バレないで言うのであれば、やはりバレてしまう可能性は非常に高いでしょう。面接時には分からなかったとしても、入社後に発覚してしまうことは大いにあり得るのです。

これは入社して10日間であろうと、1ヶ月であろうと、3ヶ月であろうと同じことです。

前職で雇用保険で被保険者になっていれば、期間に関わらず履歴が残ります。これは年金手帳にも同じことが言えます。入社手続きの際に人事や社長が、それを目にすることは当然考えられる話です。

個人情報保護の観点から、以前よりも企業が社員の情報を取得することは難しくなっていますが、それでも知り得る機会は入社後に多くあることを念頭においたほうが良いでしょう。入社書類だけではなく前職の同僚とのつながりやSNSなど、「いつ」「どこで」発覚するかは分からないのです。

面接でもボロが出る

前の会社(株式会社A)を退職し、次の会社(株式会社B)に入社。しかし、早期退職になってしまった。

その早期退職の経歴を隠そうとすると、(株式会社A)が前職になるわけです。ただ、そうなると離職期間が長くなります。

長い離職期間は当然面接でも確認すべきポイント。面接官も「どこかに入社していたのではないか?」とは頭の片隅に思っているでしょう。早期退職を隠している人は、たいていが離職期間について深く聞かれたときにうまく答えられなかったり、話の食い違いが起こったりとボロが出ます。

少しでも不自然さ、怪しさを感じれば面接官は合格通知を出してはくれません。結局のところ、早期退職を隠したとしても面接が通過しないのが現実でもあります。

経歴詐称が発覚してしまうと・・・

入社していた事実を隠すことは立派な経歴詐称になります。もしかすると早期退職の経歴は書かなくても良いと思っていたのか、経歴を偽ってでも入社したいという意欲が勝ったのか、悪意があって行なった行為では無かったのかもしれません。

しかし前職の早期退職を偽っていた事実が発覚してしまうことには大きな代償を支払うこととなります。

せっかく取得していた内定を取り消される。

入社後であれば解雇事由にもなります。

解雇までいかずとも、企業からの信頼を失うことに繋がります。失った信頼を回復するのは難しく、また信頼されていない社員に責任あるポジションを任せることも考えないでしょう。

自分のキャリアの幅を、自分自身でさらに狭めてしまいます。

早期退職の経歴を隠すことはひと時の利益をもたらすかもしれませんが、経歴詐称の代償を支払う可能性の高さとリスクを考えれば、早期退職であっても必ず転職先には伝えるべきでしょう。

経歴は正直に伝えること

早期退職してしまったことに対する後ろめたさや、ネガティブイメージから「隠したい!」と思う気持ちも分かります。しかし早期退職によって、自分のキャリアがすべて否定されるわけではありません。

重要なのは「退職理由・経緯をどのように伝えるか」です。

退職理由の伝え方はこのような記事を以前に掲載しました。

退職理由の伝え方~面接官を納得させる3つのポイント~

今回のように、早期での退職となってしまった場合。「人間関係」や「健康上の理由」を退職理由として大きく話すことは特に好まれません。

嘘を付くわけではありませんが、あくまでも面接の場でもあるのです。面接はキャリアの相談をする場所でも、愚痴をこぼしに行くわけでもありませんよね。

もし、面接官が自分だったら、どのような人を採用したいと思うでしょうか?

「人間関係」を理由に早期に退職したのであれば、改善するための努力をしていないと取られるでしょう。また「健康上の理由」は早期に起こってしまったことで、次の会社でも繰り返してしまうのでないかと面接官を不安にさせます。

「次に何をしたいのか?」を明確に話しましょう

早期に退職してしまったからこそ、次こそは長く続けたい気持ちも強いものだと考えています。

早期退職をしてしまったとしても、次こそはという意欲を感じれば、面接官の目にはプラスの印象に映ります。つまりは「仕事への熱意」が感じられるかどうかが一つのポイント。

そして早期退職を転職の失敗と考えるのであれば、「一度失敗してしまったからこそ、次は何をしたいのか?」は明確にした方が良いのです。もちろん、これは面接だけでの話ではなく、自分のキャリアにとっても言えることです。

・早期退職してしまった理由と、自分にも否があることを伝えること

・次の会社ではどのようなことをしたいのかを明確に伝えること

この2点は特に意識をして、面接に臨みましょう。

熱意の伝え方はこちらの記事も参考にしてください。

熱意が伝わる面接での回答について~熱意が伝わる人の特徴とポイント~

本日ご紹介する内容は、ここまで。早期退職があったとしても経歴は偽らず、そして次の企業に対する意欲はしっかりとアピールできるよう準備を行いましょう。

少しでも皆様の転職活動にお役立ちできれば幸いです。

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