金融業界について|銀行・保険・証券の業界研究

金融業界は、預金・ローン・保険や融資などの金融サービスを提供することで、その金利や手数料、保険料などで収益を上げるビジネスモデルです。これまでは業界ごとに販売できるサービスに制限がありましたが、アベノミクスの金融緩和政策により、金融業界のサービスの境界線が曖昧になりつつあります。

今回は、代表的な金融業界である銀行・保険・証券業界の情報提供を行います。是非、転職活動の参考にして下さい。

銀行業界について

 

銀行業界の特徴

メガバンクや地方銀行などの銀行は、個人や企業から預金の形でお金を預り、集めた資金を個人や企業への貸付による金利、金融サービスの提供による手数料、国債などの債権や株式、外国為替による収益など主に3つの事業により収益を上げるビジネスモデルです。

銀行は、莫大な資金力と収益規模を誇る「メガバンク」、各都道府県に拠点を構えて地域の企業が個人に金融サービスを提供する「地方銀行」、現金だけでなく、顧客の持つ国債などの債権や株式を運用して利益を生み出す「信託銀行」

そして、特定の地域や業種に限定して会員・組合員から預金を集め、会員企業や個人に融資する非営利機関の「信用金庫・信用組合」に大きく分けられます。

銀行業界の市場規模

銀行業界の市場規模としては25兆円にもなり、平成27年に入り日銀がマイナス金利を導入したことで業界全体の収益は低下したものの、金融サービスの需要は以前として大きいので安定している業界と言えます。

銀行業界の平均年収

銀行業界の平均年収は670万円という高い給与水準になっています。大手では平均年収800万円~1000万円にもなりますが、銀行員の定年は55歳となっており、生涯収入でみると他の業界とそこまで大きな差がない場合もあります。

銀行業界の平均年齢と平均勤続年数

銀行業界の平均年齢は37.9歳で、平均勤続年数は約14年となっています。業界のカラーとして上下関係が厳しく、上司との人間関係が原因で退職するケースも少なからずあり金融業界特有の転勤も多い為、平均勤続年数も平均的な水準になっています。円滑なコミュニケーション力とストレス耐性がある程度求められます。

銀行業界ならではの職種

●営業:法人や個人に対して保険や証券、国債などの金融商品の販売を行います。
●ファイナンシャルプランナー:顧客の資金計画や資産運用に対して、助言を行います。
●ファンドマネージャー:法人から預かった莫大な資産を株式市場などで運用し、収益を上げます。

銀行業界の特徴まとめ

1.市場規模が大きく、給与水準がとても高い傾向にあります。
2.転勤よる負荷や成果に対するプレッシャーもありますが、比較的働きやすい環境です。
3.定年が短いので、人生設計が他業界とは異なる。

保険業界について

 

保険業界の特徴

生命保険会社や損害保険会社は、疾病やケガなどによる生命の損害、天災や自動車事故などによる器物の損害を保証する金融サービスです。その対価として保険料を徴収し、国債や株式などの金融商品で運用することで、保険金の支払いに備えます。

(加入者が支払う保険料とその運用益)−(生命保険会社が支払う保険金)=保険料収入という計算式により収益を上げていくビジネスモデルです。日本は治安が安定して、医療水準も高いので死亡率は低くなっています。その為、保険会社は実際の死亡率より少し高めに保険料を設定することで収益を確保しています。

保険会社が直接保険を売る割合は少なく、保険代理店や保険ショップ、銀行などを通じての間接販売が主流です。近年ではインターネット通じて簡単に保険に加入できて保険料も安い、ダイレクト型保険が急激に業績を上げています。

保険業界の市場規模

保険業界の市場規模はおよそ50兆円にもなります。生命保険や自動車の損害保険など日本人の9割は何らかの保険に加入しており、その市場規模はとても大きいです。

保険業界の平均年収

生保・損保合わせて平均年収は680万円前後になります。職種や経験、営業成績によって大きく変わってきます。営業職ではインセンティブ制度を設けている企業が多いので、頑張り次第で年収1000万円を超えることも可能な業界です。

保険業界の平均年齢と平均勤続年数

保険業界の平均年齢は39.8歳で平均勤続年は約13年です。保険業界でも銀行業界同様に上下関係が厳しく、転勤が多い傾向にある為、給与水準の割には平均勤続年数は短い傾向にあります。

保険業界ならではの職種

●営業:個人や法人に対して、保険商品を販売します。
●ファイナンシャルプランナー:ライフスタイルにあった保険商品のご提案、資金計画についての相談業務を担当します。
●商品開発:より保証を充実させた保険や徴収した保険料を運用しやすい保険商品を開発します。

保険業界の特徴まとめ

1.国民の9割を占める巨大の市場がある。
2.比較的景気の影響を受けやすい傾向になります。
3.給与水準は比較的高い一方で、平均勤続年数は短い傾向にあり向き不向きに別れます。

証券業界について

 

 

証券業界の特徴

証券会社などの金融ファンドは、株式や債券、投資信託などの金融商品の売買の助言や取次ぎ、企業の資金調達の支援や買収・合併の仲介を行うことで収益を上げる金融業です。

従来の証券会社は、顧客と対面で接して密なコミュニケーションをとり、きめ細やかなアドバイスや提案をすることで収益を上げるビジネスモデルでした。しかし、その分人件費がかかり手数料も高い傾向にありました。

そうした中でインターネットが普及し始め、店舗を構えないインターネット系証券会社が誕生しました。店舗の維持や管理にコストがかからず、対面でのアドバイスや接客を行わないので人件費が抑えられ、売買手数料を安く設定することができて、投資スキルのある個人投資家から人気を集めています。

証券業界の市場規模

証券業界の市場規模4兆円でアベノミクスの影響もあり、NISAやラップ口座など投資市場を活性化する政策も後押しをして急激に業績を伸ばしてきています。

証券業界の平均年収

証券業界の平均年収は760万円に達します。大手企業では、年収1,000万円を超えることも珍しくなく、金融業界の中でも高い給与水準にあります。

証券業界の平均年齢と平均勤続年数

証券業界の平均年齢は40.8歳になり、勤続年数は9.6年となります。自社や顧客の資金を運用をする業務の性質上、そのプレッシャーはとても大きく、収入の高さに対して勤続年数は低い傾向にあります。

証券業界ならではの職種

●営業:個人や法人に対して、証券を中心とした金融商品を販売します。
●ブローカー:投資家から受けた株式や債券などの売買注文を仲介して、金融市場に取り次ぐ業務を担当します。
●証券アナリスト:各企業の将来性や経済や政治情勢、国際動向を分析します。

証券業界の特徴まとめ

1.経済の活性化や投資促進の政策により、業界は全体は回復基調
2.自社や顧客の資産を運用するレッシャーが大きいですが、見返りも大きい。
3.給与水準は比較的高い一方で、平均勤続年数は短い傾向にあります。

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