医薬品・医療機器メーカーについて~医薬品・医療機器メーカーの業界研究~

高齢化社会が進む日本では、今後ますます医療の需要は高まっていくと予想されます。医療の現場を支える医薬品業界と医療機器業界は、転職市場でも人気の高い業界です。今回は、医薬品業界と医療機器業界について情報提供を行います。是非、ご参考にしてみて下さい。

医薬品業界について

医薬品業界の特徴

医薬品メーカーは、医薬品の研究開発、製造・販売することで収益を上げる製造業です。 医薬品は大きく分けると、医師の処方箋により薬局や病院で処方される”医療用医薬品”と、ドラッグストアや薬局などで購入できる”一般用医薬品”の2つに分けられます。

また、医療用医薬品は従来無かった薬効成分を持つ”先発医薬品”(新薬)と、先発医薬品の特許が切れた後に製造される”ジェネリック医薬品”(後発医薬品)に分けられます。国内医薬品市場の7割~8割は、先発医薬品”(新薬)が占めています。

医薬品業界の新薬開発には、製薬会社の命運がかかっています。なぜなら1つの薬を開発する研究・臨床検査には9~17年という長い期間を要し、費用も十数億と莫大なものになるからです。

従って医薬品=安定と考える方も多くいらっしゃいますが新薬の有効性や安全性を確かめる臨床検査の途中で、期待する成果を出せずにコストの面で採算がとれずに、開発が中止になるリスクもつきものであることを理解しておきましょう。

医薬品業界の市場規模

医薬品業界の市場規模は約10兆2,500億円になります。近年は、大型医療用医薬品の特許が続々と期限切れになり、業績が下がる傾向にありますが、大手企業は買収・合併を繰り返し、がんや特定難病者向けの新薬開発、発展途上国市場の開拓に力を入れています。

医薬品業界の平均年収

医薬品業界の平均年収は700万円前後になります。医薬品は利益率が非常に高く、薬剤師資格や博士号を取得されたような優秀な人材を求めているため、企業も平均年収を高く設定している場合が多いです。上位10社の大手企業の平均年収は1000万円を超え、他業界と比べても上位の水準にあります。

医薬品業界の平均年齢と平均勤続年数

医薬品業界の平均年齢は41.3歳で、平均勤続年数は11.8年となっています。新薬の研究開発は高い報酬に見合う成果を求められるため、プレッシャーのあるお仕事です。そのため、平均年収の高さに対して平均勤続年数は短い傾向にあります。

医薬品業界ならではの職種

●創薬研究職:薬品の原料成分の効果や作用メカニズムを研究し、新薬を開発します。

●臨床開発研究職:開発された新薬を動物実験や治験により、臨床研究して安全性を確認する業務です。

●生産・品質管理:認可のおりた新薬を生産するとともに、工程管理や品質検査を行います。

●MR職:医師や薬剤師へ向けて新薬の販売を行う営業職です。

医薬品業界の特徴まとめ

1.安定的だが、将来性は二極化していく。
2.新薬の開発には、ハイリスク・ハイリターンが伴う。
3.今後は海外市場の開拓も求められます。

医療機器業界について

 

医療機器業界の特徴

医療機器業界とは「診療機器」、「治療機器」、「生体機能補助・代行機器」、「その他の機器」の4つの領域に関わる医療器具を安全性や有効性、耐久性などを追及して研究・開発を行い、主に医療機関に販売することで収益を上げる製造業です。

特徴として少子高齢化に伴い、これからますます医療機関を利用する人が増加すると見込まれる為、景気による影響が少なく安定した高収益を上げている業界であると言えます。

また、医療機器は医療行為を行う際には必ず使用されます。怪我や病気の際に、命を守る最前線の医療現場は支えることができるとても社会貢献性の高い業界でもあります。

日本の医療機器メーカーの特徴しては、海外と比べてCTや内視鏡のような「診療機器」に強い傾向にあります。特に内視鏡では世界シェアの7割を占めており、高い技術と品質に裏付けられた国際競争力を誇っています。

早期に病気を発見できる技術が、今日の日本の世界的な健康寿命の高さに寄与しているとも言えます。

医療機器業界の市場規模

医療機器業界の市場規模は、約2兆2,000億円になります。日本をはじめとする先進国では高齢化が進み、予防医療が重視されるようになった今日ではさらなる市場の拡大が期待されます。

医療機器業界の平均年収

医療機器業界の平均年収は550万円~650万円とされ、一般的な会社員の平均年収と比べると高水準です。大きなシェアを誇り、売上高も大きな企業ほど平均年収は高い傾向にあり、大手企業では800万円を超えているところがあります。一方で、400万円~500万円程の中小企業のメーカーもあり、企業によりかなりのばらつきがあります。

医療機器業界の平均年齢と平均勤続年数

医療機器業界の平均年齢は40歳となり、他業界と比べて大きな乖離はありません。平均勤続年数は平均年収と同様に、企業によって大きく異なる場合がありますが13年~17年となっています。

医療機器業界ならではの職種

●商品研究:顧客のニーズに基づいて新技術や新商品の提案を行います。

●臨床研究:医療機関や提携先企業とともに有効性を検証する臨床試験を行います。

●商品企画・生産:新製品やリニューアル商品を練り、生産や品質管理を行います。

●MR職:医療機関へ向けて新製品の販売を行う営業職です。

医療機器業界の特徴まとめ

1.少子高齢化により安定的に高収益を上げています。
2.内視鏡では世界シェアの7割を占めるなど国際競争力が高いです。
3.命と健康を守る社会貢献性の高い業界です。

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