休職中に転職活動はできる?|リスクは?バレるのか?

身体的、精神的な不調をきたしたとき、在籍中の企業を退職するのではなく「休職する」選択を取る人が増えています。

休職とは読んで字のごとく「職を休む」こと。一定期間の療養が必要な労働者(社員)を在籍させたまま、労働を免除させる仕組みです。社員は退職することなく休みが取れ、状態が復調すれば職場に復帰が出来ます。

職場復帰が前提の制度ではありますが、実情では「もう今の会社に戻りたくない」と休職中に転職活動を行なう人も少なくありません。そこで今回は休職中の転職活動について、起こり得るリスクとポイントをご紹介します。

休職中に転職活動はできるのか?

休職しながら転職活動はできるのか?できる、できない、で言うならば答えは「できる」です。

しかし休職中の転職活動は決してオススメできるものではありません。休職中の転職活動は上手くいかないことも多く、また自分にとってもデメリットがあります。

休職中に転職活動を行うデメリット

・体調をさらに悪化させる可能性がある

・応募先から健康状態を懸念視される

・倫理的にも悪印象を与えてしまう

理由の1つとしては、業務に支障をきたす体調不良で休職している場合、体調をさらに悪化させる可能性があります。やはりまずは体調回復を優先した方が良いということ。無理をして転職活動を行えば、取り返しのつかない事態に繋がってしまう可能性も否定できません。

それに伴って2つ目の理由は、応募している企業からも健康状態を懸念視されることがあるでしょう。いくら口頭で問題無いと言っても、事実休職しているのですから。選考時にも不利に働く可能性は高いのです。

そして3つ目は「休職中に転職活動を行なう」という行為が、倫理的に応募している企業から白い目で見られること。あくまでも休職は職場復帰を前提とした制度です。その期間に転職活動を行なうのは、そもそも休職ではなく退職すべきなのでは?と思われることもあるでしょう。

休職は言わなければバレない?

「応募企業や転職先に言わなければ分からないのでは?」

そう考えて転職活動を行なう人がいるのも、現実としてあります。応募している企業から見ても、転職活動中に候補者が休職しているのかどうかを確かめるのは難しいのが事実。

とはいえ、「言わなければバレない」が「言わなくても良い」になるわけではありません。確かに転職活動中に応募企業に休職していることがバレる可能性は低いですが、入社後に発覚する場合が多いようです。

なぜ休職がバレるのか

入社後の手続きでは年末調整を行なうために「源泉徴収票の提出」を求められます。入社後すぐにではなくとも、年末までには提出を求められるでしょう。源泉徴収票には1年間の総収入が記載されています。

多くの企業は休職期間の給与を無給としています。つまり休職している期間が長ければ長いほど、収入も下がっていきます。あまりに収入が低ければ、源泉徴収票を見た経理部が休職を疑うことも有り得るでしょう。

仮に源泉徴収票を提出せず、自分で確定申告を行なったとしても、住民税の手続き時に発覚する恐れも。

住民税は給与からの天引きされることがほとんどであり、住民税の課税対象は「前年の所得」です。源泉徴収票と同じように、納税額があまりに低い場合には無給だった(=休職していた)ことを疑われるのは免れないでしょう。

転職活動は休職後?休職中?

これまでご紹介してきたとおり、休職中の転職活動はオススメできません。

「言わなければバレない」と休職をしていた事実を隠すことにもリスクがあります。また隠し通すことも難しく、転職先に休職していた事実が発覚すれば相応の代償もあります。

入社企業では、最悪の場合には内定取り消しや解雇となる可能性も。そうはならないにしても、偽って入社をしたという事実は消すことが出来ません。会社との信頼関係に溝をつくってしまいます。

また在籍企業でも休職中の転職活動に対してペナルティを就業規則で設けていることもあります。

もちろん会社からの評価・罰則だけではなく、怖いのはやはり「再発」したとき。このときに前職での休職事実が発覚すれば、健康状態に虚偽申告があったと判断されるでしょう。希望していた部署からの異動、最悪の場合には解雇も有り得ます。

転職活動を行う際には自己申告しましょう

しかし、多くのリスクを抱えながらも、休職中に転職活動をしたい、あるいはしている人がいるのも事実です。

倫理的には「休職中に転職活動をしない方が良い」とは思っていても、法律上「してはいけない」とは定められていないのですから、就業規則上に何かしらのペナルティはあったとしても一般的に法律上で咎められることはありません。

転職がうまく行ったとしても、念頭に置いて欲しいのは「入社後」のことです。休職中に転職活動を行うようなときには「職場に戻りたくない」気持ちが強くあるでしょう。転職が目的やゴールになってしまうかもしれず、それは危険な考えです。

たしかに選考時には休職であることがバレることはほとんどありません。しかし大切なのは「入社後」。隠していても発覚するタイミングは往々にしてあるのです。

履歴書にはたいてい、健康状態を記入する項目があります。健康状態は選考において重要な一つの要素。体調不良による休職を黙っているのは、やはり選考上伝えるべきことを意図的に黙っていたと見なされます。

長期的な就労を望むのであれば転職先との信頼関係も考え、休職とその理由は応募企業にしっかりと伝えましょう。履歴書には書かなかったとしても、面接時には伝えるべきです。

しかし当然のことですが、「現在すでに体調には問題が無い」ことが大前提。休職するに至った経緯や理由、そしてなぜ転職活動を行うことになったのか、誠実に話せば理解してくれる企業もあるでしょう。

休職中の転職活動は情報収集と準備を

休職する理由は人によって多様にあります。持病や一時的な体調不良である場合には、休職中に転職活動を行う必要もありませんが、そうも言えない時もあるでしょう。

休職の理由が職場の環境にある場合には、多少の無理をしてでも転職活動をしたいと考えるのも無理はありません。職場復帰したとしても、環境が変わらなければ、また健康状態が悪くなってしまう可能性は高いのですから。

休職中に面接を受けたり、内定を貰ったりなどは推奨できませんが、転職を考えるのであれば準備や情報収集を行うと良いでしょう。例えばインターネットで求人を探すことや、知人や友人に相談をする、転職エージェントに連絡を取ってみるのも良いかもしれません。

転職には履歴書や職務経歴書も必要になりますので、必要書類の作成も進めても良いでしょう。あくまでも体調と相談しながら、無理の無い範囲を心掛けて下さい。

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