物流業者について|陸運・海運の業界研究

物流サービス事業とは、保管、輸送、荷役、包装、流通加工の5つの機能を果たし、私たち消費者へ商品を届けることを最終目標とするサービス業です。今回は代表的な物流サービス業者である陸運・海運・業界の情報提供を行います。

是非、皆さんの転職活動の参考にしてみて下さい。

陸運業界について

陸運業界の特徴

陸運業界は、幹線道路や物流倉庫を利用してトラックによる輸送サービスを行うことで収益をあげるビジネスモデルです。法人顧客をターゲットとした国内外の輸送請負サービスと個人を対象とした引っ越しや宅配便サービスに大別されます。

日本国内で1年間に輸送される貨物の約9割をトラックで輸送しており、物流業界を代表する業界です。そのため、膨大なマンパワーを必要とし、現在は約180万人が従事する大規模な産業です。

近年では「3PL(サードパーティー・ロジスティクス)」の推進で物流のさらなる効率化を図っています。「3PL」とは、これまで運送会社と倉庫管理などの会社が異なっていたことを改め、原料運搬から商品の輸送・保管の全てまたは一部を1つの会社に一気通貫で行う仕組みです。

これによりクライアント側は運送業者の契約を一元化により契約工数が減りコストも抑えられ、陸運会社側は大口顧客を獲得しやすくなるため、業界の流れとして取り入れる企業が増加しています。

陸運業界の市場規模

陸運業界の市場規模は、約10兆円となっています。陸運は経済活動においてなくてはならないものなので、景気の影響を受けにくく安定した業界である言われています。上記の3PLの導入により、今後さらなる成長が見込まれます。

陸運業界の平均年収

陸運業界の平均年収は約520万円となり、日本人の平均年収(約440万円)より高い水準にあります。IT化や海外展開により、今後も平均年収がアップする可能性は十分あります。

陸運業界の平均年齢と平均勤続年数

陸運業界の平均年齢は41.3歳で、平均勤続年数は13.5年となります。体力が要るお仕事のイメージですが、年齢を重ねるとデスクワークの割合も増えて肉体的な負担は減少する傾向にあり、定着率は他の業界と比べても標準的になっています。

陸運業界ならではの職種

●セールスドライバー職:商品の宅配と同時に顧客への営業提案も兼任します。最近では自転車使う企業も増えています。
●法人営業職:法人の物流に関する課題に対してソリューション提案を行います。
●倉庫管理:顧客から預かった商品の保管や管理、配送スケジュールの組み立てや人員配置を担当します。

陸運業界の特徴まとめ

1.日本の物流の9割を担う、巨大な業界です。
2.体力的な負担はあるものの、働きやすさは標準的。
3.3PLやIT化、海外展開により今後の成長が期待されます。

海運業界について

海運業界の特徴

海運業界は、海上航路と港を利用して、船舶によって貨物や旅客を輸送するサービスを提供することによって収益をあげるビジネスモデルです。食品や日用品などをコンテナなどでスケジュールに沿って運搬する定期船と燃料・鉱物資源や自動車などを運搬する不定期船に大別されます。

四方を海に囲まれた島国である日本では、海運業はとても重要な産業の一つになっています。貿易による輸入貨物の99%以上を海運業界が賄い、日本経済を担っています。巨大な業界規模に比べて労働人口は5千人と少なく、少数精鋭の業界であると言えます。

グローバルねビジネス展開を行う為、景気、為替ルート、燃料価格などの影響は強く受けてしまう特徴があります。また、外交カードとして関税の掛け合いによる貿易戦争など国際的な政治情勢も考慮出来る先見性が求められます。

海運業界の市場規模

海運業界の市場規模は、約5兆9000憶円となっています。景気の影響を受けやすい為、世界的な金融危機により一時は業績を落としたものの、近年は円安や東京オリンピックの特需により回復基調となっています。

海運業界の平均年収

海運業界の平均年収は約740万円となっています。他の業界と比べても高い平均年収を誇っています。コンサルティング業界や総合商社業界を目指すような優秀な人材が集うことがその一因です。

海運業界の平均年齢と平均勤続年数

海運業界の平均年齢は39.8歳で、平均勤続年数は13.8年となっています。繁忙期を除けば比較的残業も少なく、年収の高さと平均勤続年数を考えると働きやすい業界と言えます。

海運業界ならではの職種

●航海士:甲板部において航海や荷役に関する業務の指揮を担当します。
●機関士:大型船の機械系であるエンジン、ボイラー機器を操縦します。

海運業界の特徴まとめ

1.市場規模に対して、労働人口が多くない少数精鋭の業界。
2.景気や世界情勢に左右されやすく、先見性が求められます。
3.平均年収が高く比較的働きやすい業界ですが、優秀な人材が集まるので狭き門になっています。

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