面接時のビジネスマナー~入室・退室までの流れ~

面接ではビジネスマナーは面接官が見ているポイントの1つです。新卒の就活では気にしていなかった細かな部分も、中途採用の面接ではポテンシャル採用・即戦力採用に関わらずビジネスマナーは見ています。そこで今回は面接時のビジネスマナーを入室から退室までの流れとしてご紹介します。

面接時のビジネスマナー・心構え

「ビジネスマナー」と聞くと、途端に不安になる方が多くいらっしゃいます。社会人経験のある方でも社外の方と交流が無い職種であれば、普段の生活で意識することはあまり無いでしょう。久しぶりの面接が決まってからビジネスマナーの本を購入し復習をされたり、インターネットで「ビジネスマナー」と検索される方も少なくないのではないでしょうか。

ビジネスマナーとは何か、と聞かれれば「社会人として働く上でのマナー」と答えることが出来ます。何やら堅いルールのように感じてしまいますが、基本的には相手に対して失礼の無いように「丁寧な対応」と、「気配り・心配り」を気を付けておけば面接時には問題はありません。

基本的な心構え、もしくは合言葉と言ってもいいかもしれませんが面接時は「丁寧に対応すること」、そして「気配り・心配り」です。

もし選考の中にビジネスマナーに関する筆記試験や、ビジネスメールを記載するような選考があれば勉強し直す必要が生まれるかもしれませんが、今回は「入室から退室」の簡単なビジネスマナーをご紹介します。

面接時の入室・退室までの流れ

会場到着から入室まで

面接会場に到着したあなた。多くの企業は勤務地か、本社であることが多いでしょう。面接会場に到着するまでは下記の記事を是非参考にしてみてください。

面接当日のマナーについて~会社訪問時の基本~

面接会場に到着し、受付に向かうまでに再度確認すべきことは下記の点です。

入室までに確認すること

・鞄の中は整理整頓されているか(履歴書・職務経歴書の位置を確認)
・スーツに汚れやホコリは付いていないか
・靴に汚れは付いていないか
・宛先が分かっている場合は担当者の名前
・冬であればコートは必ず脱いで手に掛けておく
・傘を持っていれば水滴・汚れは払っておく

それでは受付に向かいましょう。既にオフィスビルに入っている場合はすれ違う方が企業の方である可能性も高まります。特に企業が入っているフロアにエレベーターで上がった後は表情にも気を付けて受付に進みましょう。※上記の理由から、オフィスビルのトイレは使うことをあまり推奨しません。

受付で電話を鳴らします。もし入口が扉で閉まっているようであればノックをすることを忘れずに。ノックの回数は「3回」が基本的なビジネスマナーです。受付の方がいらっしゃった瞬間からあなたの面接は始まっています。丁寧な対応を心掛けましょう。

オフィスに入って面接する部屋まで通されます。そこで社員が働いているスペースを通過するようであれば、そこでも挨拶すること忘れずに、適度な声で「失礼致します」と声に出した方が悪い印象は与えないでしょう。企業によっては面接官だけで評価するのではなく、面接官が受付の方、すれ違った人に意見を求める場合もあることを念頭に置いてください。

それではいよいよ入室です。ここでも扉が閉まっているようであれば、ノックを「3回」することをお忘れなく。「失礼致します」と言って、入室をします。

入室から着席まで

入室してからのパターンは2つあります。面接官が既に部屋にいるのか、それとも後から入室してくるのか。それぞれパターンに分けてご紹介します。

面接官が既に部屋にいる場合

面接担当者の対面となる椅子の前に立ち、「〇〇(姓)△△(名)と申します。本日は宜しくお願い致します。」と適度な声で挨拶をします。この時カバンは持ったまま挨拶をしましょう。礼をするときは「分離礼」。挨拶と礼を分けて、話しながら礼をしないようにします。後は着席を促されることを待ちます。

面接官が後から入室する場合

受付の方にどちらの席に座った方が良いのか、促された椅子の前に立って面接官を待ちます。この時に鞄は持ったまま、受付の方がいなくなったとしても立ったまま相手を待ちましょう。途中で飲み物を持ってきた方に着席を促されることがありますが、その時は座った様子を見せ、誰もいなくなった時には再度立ったまま面接官を待つことをお勧めします。

面接官が入室してきた際には軽く会釈、面接官が目の前に来た際に「〇〇(姓)△△(名)と申します。本日は宜しくお願い致します。」と適度な声で挨拶をします。※分離礼を意識し、鞄は持ったままです。着席を促された際に着席しましょう。

着席から面接時

着席する時のポイントは相手が座ってから着席すること、そして椅子は浅く腰掛けましょう。座ってからあなたがすぐに行なうのは履歴書、職務経歴書など指定された書類を面接官に提出することです。

キャリアカウンセリングで「書類選考時に先に送っているのだから、提出は必要ないのではないでしょうか?」と聞かれることがあります。PDFなどデータで送っている場合も初回の面接では基本的に書類(原本)の提出は必要になっている企業がほとんどです。面接官に書類提出を促らされなかったとしても必ず提出しましょう。

面接官によっては書類提出を促さず、「書類は自分から出すもの」という考えを持っていることもあります。また面接官によってはデータで貰っているから原本は必要無いと考えていることもあるでしょう。どのケースでも書類は「出しておいて損すること」はありません。まずは自分から提出し、面接官の指示を仰ぎましょう。

また面接時のビジネスマナーとして多くの方が忘れがちなのが「メモを取ること」です。

面接時にメモを取ることは企業によっては選考基準の1つに入っている場合があります。面接でメモを取るのは印象が悪くなるのではないか、と思われている方もいますがメモを取ったことを理由に面接時の評価が減点されることはありません。むしろメモを取ることをビジネスマナーの基本が出来ているかどうかの基準としており、メモを取っていなかったと面接で減点されている方が多くいます。

メモを取るタイミングは面接官が会社の説明をしている時、そして自分から面接官に質問をしている時です。メモは胸ポケットに忍ばすことが出来る小さめサイズで問題はありません。一言、「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と伝えてメモを取り出しましょう。

メモを鞄に入れている時は取り出しやすい位置に事前に配置しておきましょう。そこでメモがどこにあるか分からず、鞄の中をぐちゃぐちゃに探してしまうと逆に評価が下がってしまうこともあります。

メモを取る時に気を付けた方が良いのはメモを取ることに集中し過ぎないようにすることです。適度に相手の目を見ながら話を聞き、メモに視線を落とさないことを心掛けてください。メモに字を綺麗に書くことがポイントではありません。メモを取って相手の話を聞くことが大切なポイントなのです。

面接終了から退室時

面接が終了となった時にも面接官に御礼を伝えることを忘れないようにしましょう。「本日はありがとうございました」と立ち上がって挨拶し、分離礼をします。面接官も業務時間中の貴重な時間を面接に割いています。例え面接が自分の思うようにいかなかったとしても礼儀・礼節は忘れないことが最も重要なのです。

その後は促されて退室となりますが、入室時と同じくオフィスの中を通る時にはすれ違う人に会釈や「失礼致します」という挨拶をすることを忘れないにしてください。面接はあくまでも外に出るまで続いています。実はまだあなたの面接は終わっていません。

エレベーターホールまで送っていただくこともあると思いますが、気を抜かず発言には気を付けましょう。気が緩んだのか、面接で話したこととは違う退職理由をポロッと話してしまったり、急に表情や態度が変わる方もいらっしゃいます。再度お伝えしますが、面接は外に出るまでが面接ですので最後まで気を抜かないことを意識してください。

エレベーターに乗り、あるいはそのまま外に出て歩き出し、面接会場が見えなくなった時が本当の面接終了地点です。面接会場の外ですぐに携帯電話で電話することや、喫煙をすることなどは避けましょう。

面接時のビジネスマナーまとめ

今回ご紹介した面接時のビジネスマナーは特別なこと、難しいことは何もありません。相手に対して失礼の無いようにする「丁寧な対応」、そして「気配り・心配り」を最初から最後までしっかりとやり切ることが出来れば、ビジネスマナーであなたが減点されることはないでしょう。

事前に準備した方が良いのは書類提出が促されない時でも自分から書類を提出出来るように、鞄の中から出しやすい位置に配置しておくこと、そしてメモを取ること、メモが出しやすい位置に配置しておくことです。

面接は書類では判断することが出来ない「人柄」「入社意欲」などを見る為に設けられているものですが、面接官も面接で初めて会うあなたの話している内容、そして印象でしかあなたを判断することが出来ません。ビジネスマナーは印象に大きな影響を与えます。印象が悪くならないようすること、出来れば好印象を持たれるような振る舞いをすることが面接時のビジネスマナーの基本、心構えです。

面接時のビジネスマナーを難しく考えすぎて必要以上に硬くなってしまうことは面接でのパフォーマンスに影響を与えかねません。丁寧な対応と気配り・心配りを最低限意識して面接に臨みましょう。

自宅で出来る転職無料相談受付中

2020年4月〜、半日で10社の企業と自宅で面接出来る転職イベント「ウェブセレ」を開催しています。
転職やご自分の適職についてお悩みの方はお気軽に一度ご相談ください。

こちらのページからご登録ください(所用時間1分)