転職のメリット・デメリットについて~後悔しない転職にするために~

転職を希望されている方には様々な理由があると思います。しかし転職するということは現在仕事上で悩みを抱えている、そしてその悩みを転職によって解決したいという方がほとんどではないでしょうか。今回は転職によって得られるメリットとデメリットをご紹介させていただきますが、転職活動のメリットとデメリットは細かくあげていけばキリがありません。今回は「給与」「人間関係」「働き方」という3つの観点から考えていきます。

転職することで給与は増えるのか?

 

結論、同一業界・同一職種への即戦力採用では無い限り、転職活動を行なうことで翌年の年収は下がる事が多いです。これは転職することのデメリットになるでしょう。転職をした先の初年度(約1年間)は賞与の支給対象にならないことが多い為、現職を続けていれば貰えていたはずの賞与が無くなる為です。

単純に月収25万円の会社で賞与が月収の2ヵ月分支給されていたとすれば、現在の年収は350万円。転職をして月収が28万円になったとしても初年度の賞与が支給されない為、単純に28万円×12カ月が年収になりますので年収は336万円。

転職をした結果として、年収が14万円下がったことになります。たとえ月収が上がったとしても年収ベースでみれば給与を上げることは難しいものだということが分かります。ただし外資系など年俸制の企業となれば年収ベースでも給与が上がる可能性は高くあります。

転職活動で見るべきは生涯年収

上記の通り、転職することで年収は下がることは多く起こり得ます。このことは頭に入れた上で転職活動を行なった方が良いでしょう。転職活動を行う目的が収入アップだったとしても初年度は難しいケースが多いです。

給与はその人の仕事の成果に対して支払われるもの。即戦力採用ならばともかく、未経験業務に転職したにも関わらず平均以上の給与の場合は、それだけの大変さがある可能性が高いでしょう。急な給与アップはリスクが伴うことも自覚して転職した方が良いかもしれません。

転職活動で給与でのメリットを得る為には長期的目線での生涯年収を考えた方が良いでしょう。たとえ、翌年の年収が下がったとしても現在の会社で働く2年後よりも、転職先での2年後の年収が高く上がっていければ生涯得られる年収は転職活動によって上げることが出来たということです。

転職活動における給与は目先のものではなく、先々を見据えた上で考えていくことをお勧めします。

転職での給与

メリット:
・生涯得る年収を上げることが出来る
・初任給から給与を上げることも出来る

デメリット:
・翌年の年収は下がるケースが多い
・給与に伴い仕事量が増える可能性もある

転職することで人間関係は良くなるのか?

転職することで会社の人間関係はリセットされ、転職先で新たな人間関係を作ることが出来ます。転職検討理由が職場の人間関係である方でならば大きなメリットとなるでしょう。実際に環境が変わったことにより、仕事に対して前向きに取り組まれている方も数多くいらっしゃいます。

しかし人間関係が理由で転職された方が、次の転職先でも同様に人間関係で退職されていることが多いことも事実。「鏡の法則」という書籍があるように、人間関係は自分自身にも問題があるケースもあります。

転職して今の職場をリセットすることで次の企業で良い人間関係を築けるとは限りません。職場の良い人間関係を構築することはある種のビジネススキルとも言えます。転職する前に自己分析をしっかりと行い、次の転職先での振る舞い方などに活かすことは一種のメリットとも言えます。

人事評価もリセットされる

良くも悪くも、これまで築いてきた実績による人事評価もリセットされます。転職先が未経験職種であれば完全な新人としてイチから学んでいくことも求められ、実績を出すには時間が掛かるでしょう。

しかし現在の会社で不本意な評価や、納得出来ない評価制度で悩んでいる方にとってはメリットとも言えます。その為に転職先では人間関係、社風などだけではなく評価制度がどのようなものになっているのかも知っておくことが非常に重要です。

いずれにせよ転職によって今までの評価も0からスタートです。これまで上げてきた実績はリセットされる為、転職先で新たに実績を築くという心構えが必要です。

転職での人間関係

メリット:
・新しい人間関係を築くことが出来る
・人事評価もリセットされる

デメリット:
・人間関係が理由の転職は繰り返すことも多い
・イチから実績を作り上げる必要がある

転職することで働き方は変わるのか?

上記の働き方を変える=労働時間を短くする、ということを前提に考えると、長時間労働や休日の少なさによって働き方を変えたいという転職希望者も多くいらっしゃいます。結論、転職することで働き方を変えること出来るでしょう。休日数が少ないことで悩まれていた方は、休日数が多い企業へ応募することで改善が可能。働き方を変えることが転職の軸である方にとって、転職することはメリットしかないように感じられます。

しかし労働時間の削減は給与に影響をもたらすことが多くあります。現在の給与が現在の労働時間で貰えている、と考えるならば単純に労働時間が短くなれば給与は下がるはずです。労働時間は短くなったが、給与も下がるというデメリットは有り得ることでしょう。

ただし労働時間が削減され、給与が上がるケースも当然あります。その時は1人当たり(あるいは1時間あたり)の生産性が向上したということです。独自の強みを持っている、あるいは専門性があり利益率の高いビジネスモデルを持った企業なのかもしれません。

従って今まで自分が経験してきた仕事以上に勉強が必要であることや、能力が求められる場合も多くあります。その為には業務時間外で何か学習しなければならないこともあるでしょう。逆に言えば働き方を変えることで、現在の仕事では身に付けることが出来なかった知識やスキルを取得することに繋がることもあります。

働き方は入社後ギャップが生まれやすい

聞いていた働き方と全く同じものである可能性は、期待している以上に高くありません。面接時に聞いている働き方はその企業で働く全員が出来ているものとも限りませんし、市場の変化によって働き方が変わることも往々にしてあります。

特に残業時間は自分が抱える業務量や仕事効率によって個人差があり、面接時とのギャップは生まれやすい為、全てを鵜呑みにすることは避けましょう。また、インターネットからの情報はどのような人が入力しているか分かりません。単純に休日数であれば就業規則に明記されているものである為、ギャップは生じにくいですが、それでも休日出勤が実は多かった、なんてこともあり得ます。

労働時間が削減され、給与が上がるという誰もが羨む働き方には必ず理由があります。その理由が明確にならない場合には避けた方が良い転職理由といえるかもしれません。

転職での働き方

メリット:
・休日や福利厚生など、目に見える働き方を変えることが出来る
・専門性習得や能力向上に繋がることが多い

デメリット:
・勉強時間や能力向上など業務時間外で取り組むことが増えることがある
・入社前のイメージと入社後のギャップが出やすい

転職のメリット・デメリットまとめ

今回あげた「給与」「人間関係」「働き方」は転職検討理由として話を聞くことの多い3つです。もちろん転職することで解決されることもありますが、目先の利益や願望に惑わされることの無いようにした方が良いでしょう。

転職をしたことによって良かったと10年後も20年後も感じる方もいる一方で、転職しなければ良かったと感じる方もいることも事実です。転職は1年後ではなく、長期的な視点を持って考える必要があります。

倒産や経営不振、その他の止むを得ない理由ではない限り、転職活動に焦ってしまうことは後々になって悔やむことも多いものです。転職することが必ずしも最善の選択であるとは弊社も考えていません。

転職することで起こり得るデメリットも念頭において、後悔しない転職活動を行ないましょう。

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