総合小売業界について|百貨店・コンビニの業界研究

小売業は普段私たちの生活でもよく利用する身近なお店です。扱う商品によって、総合小売と専門小売に大別できます。今回の業界研究は、総合小売の中でも比較的値段の高い商品を中心に扱う百貨店業界と比較的安価な商品を中心に扱うコンビニ業界の情報提供を行います。

百貨店業界について

百貨店業界の特徴

百貨店業界は、対面販売が基本で一つの建物の中に食料品や衣料品を中心に幅広い商品を陳列し、一般消費者へ販売する流通業です。一等地に構えた広い店舗で一流ブランドも出店をし、スーパーマーケットやショッピングモールよりも高級な中高価格帯の商品を取り扱っているのが特徴です。

百貨店では、対面販売以外に店舗内スペースを事業者にレンタルして売上の定額をマージンとして徴収する業態もあり、この2つを組み合わせたビジネスモデルになっています。

百貨店業界の市場規模

百貨店業界は景気の影響を受けやすいものの市場規模は7兆円にもなり、国内では大規模なマーケットとなっています。ネット通販やショッピングモールの台頭にで低迷が続いた時期もありましたが、アベノミクスによる景気回復や外国人観光客の増加などで業界収益は堅調に推移しています。

百貨店業界の平均年収

百貨店業界の平均年収は500万円~600万円とされ、一般的な会社員の平均年収と比べると、高い水準にあります。景気回復や訪日外国人の増加などにより、今後も増収益が見込まれます。

百貨店業界の平均年齢と平均勤続年数

百貨店業界の平均年齢は44.5歳になり、平均勤続年数も18年~20年となっています。他の業界に比べて長く、安定して働ける業界であるといえます。従業員の割合としては女性が多く、結婚出産後も復帰しやすいように福利厚生も充実している傾向にあります。

百貨店業界ならではの職種

●販売:来店されたお客さまに対して商品提案や接客を行い、購買意欲を高める仕事です。商品知識や、ニーズをヒアリングする傾聴力やお客さまを思いやるホスピタリティーが求められます。

●バイヤー:店舗に陳列する商品を仕入れのがバイヤーです。季節ごとに展示会を回わり、生産者の元を訪れ、実際に買い付けや仕入れ業務に携わります。トレンドや消費者のニーズを把握し、売れ筋商品を見極める仕事です。

●マーチャンダイザー:商品開発や販売計画に携わり、市場調査や売上データの分析を行い、トレンドを把握して新商品の開発計画立案等を行います。

業界の特徴まとめ

1.景気の影響を受けやすいものの、市場規模は大きい。
2.近年の業績は回復基調。
3.女性が多く、福利厚生が充実。

コンビニ業界について

コンビニ業界の特徴

コンビニエンスストアは、小規模な店舗において主に食品、日用雑貨など多数の品種を24時間年中無休で一般消費者へ販売する小売店です。コンビニエンスストア業界の特徴として、店舗展開にフランチャイズ・チェーン(FC)方式採用している点にあります。

加盟する個人や法人が、フランチャイズチェーン本部のブランドやネームバリュー、独自のシステムやサービス、商品を取り扱う権利を譲受し、そのロイヤルティーを納めるフランチャイズチェーン本部に納めるビジネスモデルとなっています。

自社のフランチャイズの店舗が増えれば増えるだけ一定のロイヤルティー収益が見込めるため、各社加盟店を増やす加盟店開拓営業に注力した結果、国内市場は飽和状態に近い状態にあります。

国内市場がそのような状況の中、経済成長が著しい東南アジアを中心に海外進出をする企業も散見され、大手企業は中もつ国、タイ、台湾、マレーシア、フィリピンなど世界17ヶ国で展開し、今後も成長が期待されます。

また、近年のコンビニ業界は新規加盟店の開拓の他に商品開発にも注力しています。おにぎりや弁当、スイーツなどでオリジナルブランドの商品を開発し、自社のファンを増やそうと各社経営努力を続けています。

コンビニ業界の市場規模

コンビニ業界の市場規模は、約7兆2000億円と言われています。海外進出に加え、消費動向として訪日外国人が年々増加していることもコンビニ業界にとっては追い風となり、今後もさらなる市場の拡大が見込まれます。

コンビニ業界の平均年収

コンビニ業界の平均年収は550万円前後になります。こちらは本社で勤務するサラリーマンの業界平均年収となります。一方、FC加盟店のコンビニオーナーの平均年収は、600万円前後となり本社勤務の方よりも若干高い傾向にあります。

コンビニオーナーの年収は、店舗土地代や売上などによりかなりバラつきがありますが、定年が無いので身体が健康であるならば長年に渡り安定した収集を確保できるという捉え方も出来ます。

コンビニ業界の平均年齢と平均勤続年数

コンビニ業界の平均年齢39.1歳で平均勤続年数は12.5年となります。24時間営業のため勤務時間が長くなりがちですが、キャリアアップによって収入もあがるので、定着率は他の業界と比べても同じ水準にあります。

コンビニ業界ならではの職種

●マーチャンダイザー:店舗で陳列・販売する商品の選定や仕入れ、販売計画や運営提案、オリジナル商品の企画・開発などを担当します。

●販売(販売、店舗運営):直営店の店舗にて商品販売や販売商品の選定、店舗スタッフの育成やマネジメント、売上金や原価計算の数値管理など店舗運営全般を担当します。

●スーパーバイザー:担当するエリアの加盟店に対して販売計画や運営指導、売上の確認、目標の設定、経営提案やサポートなどを担当します。

コンビニ業界の特徴まとめ

1.国内市場は飽和状態に近く、海外展開に注力しています。
2.小売業としては年収は高い傾向にあります。
3.コンビニオーナーは、リスクもありますが一定の収入が期待できます。

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