商社について|総合商社と専門商社の業界研究

商社・卸業界は、食料品や衣料品などの生活用品や家電などの消費財と原料部品、機器、機械、設備といった産業財をメーカーや小売業者に販売することで収益を上げるビジネスモデルです。

商社・卸産業は取扱商品のカテゴリーによって消費財系と産業財系に分けられますが、その両方を扱う商社もあり、総合商社と呼ばれています。今回は、商社全般についての情報提供を行います。皆さんの転職活動にお役立て頂けますと幸いです。

 

総合商社業界について

総合商社業界の特徴

総合商社は、食料品や石油石炭などの資源、部品から自動車まで、実に多様な商品を世界中と取引する業界です。

インフラや資源など、何兆円にもなる規模のビジネスが可能な圧倒的な力を持ち、コンビニやレストラン経営から不動産投資まで、多岐に渡るビジネスチャンスをとらえることができる選択肢の多さがあります。

また、扱い品目や業態が多岐に渡るなため、一つの商材が振るわずとも、他のものでカバーすることが可能です。天候不順等で食品項目が不振でも、機械や資源など他の分野で収益をあげることが出来ます。

一方で大型案件が通常業務になっているゆえに、ディティールが求められる商品や、ニッチな商品を扱うことができず、そういった部分を扱う会社を顧客にできない側面もあります。

また、事業開発も規模が大きいゆえにハイリスク・ハイリターンになっています。先を読み切れないと、損失も大きく出してしまうのが、規模の大きなビジネスを行っている総合商社の弱みといえます。

総合商社業界の市場規模

総合商社業界の市場規模は、約30兆円にもなり日本でもトップクラスの規模を誇ります。これまでは、オイル関係と中国・インドなど新興国を対象としたビジネスで、業績を伸ばしてきました。原油価格の低下や、中国の経済の衰退はあるものの、比較的堅調に推移しています。

総合商社業界の平均収入

総合商社業界の大手7社の平均年収は1000万円を超え、他業界に比べて大幅に高い水準にあります。残業の多さや事業開発のプレッシャーなどはあるかもしれませんが、やりがいも大きい仕事です。

総合商社業界の平均年齢と平均勤続年数

総合商社業界の平均年齢は、42.1歳です。平均勤続年数は約18年と長く、長期的に安定して働いていける環境になります。総合商社に入社する方々は、企業を希望して退職する方も多く、実際の勤続年数はもっと長い可能性もあります。

総合商社業界ならではの職種

●営業:企業と企業の架け橋となり、さまざまな企業の担当者と関わりながら人脈を構築していきます。
●事業企画:事業立ち上げの企画立案などを行い、市場のトレンドを見極めるマーケティングの役割も担います。
●貿易事務:海外の企業と取引をすることも多く、ビジネスレベルの語学力での対応や手続きを行います。

業界の特徴まとめ

1.市場規模が大きく、給与水準がとても高い傾向にあります。
2.残業が多いことや成果に対するプレッシャーもありますが、比較的働きやすい環境です。
3.多様な分野に携わっているため、景気の影響をあまり受けない。

専門商社業界について

専門商社業界の特徴

専門商社業界は、食料品や医薬品、日用雑貨などをメーカーから仕入れて小売業者に卸売りをする消費財系専門商社と鉄鋼や資源、コンピューターやOA機器などをメーカーから仕入れて販売する産業財系専門商社に大別されます。

卸売りだけでなく、取引先との繋がりを強めてプライベートブランドの開発も行うことでも収益を上げるのことのできるビジネスモデルです。

消費財系専門商社の強みとして、その業界に深く精通しているので動向もつかみやすく、大きく失敗することは少ないので、リスクヘッジにも強いという点が挙げられます。

一方で、弱みとしては専門分野の需要の落ち込みや市場縮小などの影響を受ける点にあります。専門分野に大きなダメージを与えるようなことが起きた際には総合商社とは異なり、他の分野でのリスクヘッジが出来ず、ダイレクトクに影響を受けます。

産業財系専門商社の強みとして、消費財系専門商社と同様にその業界に深く精通しているので動向もつかみやすい点が挙げられます。また、扱っている商品の単価が高いため、より多くの収益を見込むことができます。

弱みも同様に専門分野の需要の落ち込みや市場縮小などの影響を受ける点にあります。強みの裏返しになりますが、不景気の影響は消費財系専門商社よりも強く受けます。

専門商社業界の市場規模

専門商社業界の市場規模は、約41兆2200億円にもなります。総合商社業界と同様に巨大な市場規模ですが、労働人口は専門商社業界の方が多い傾向にあります。

専門商社業界の平均年収

専門商社の大手の平均年収は、700~900万円と、他業界と比べるとかなりの高水準です。商品単価が高いため、消費財系の専門証商社よりも平均給与が高い傾向にあります。中でも資源に関する商品を扱っている専門商社の年収が高いとされています。

専門商社業界の平均年齢と平均勤続年数

専門商社業界の平均年齢は40.3歳で、平均勤続年数は約18年になります。総合商社同様に比較的安定して働きやすい環境にあると言えます。

専門商社業界ならではの職種

●営業:食品やアパレル商社などでは商品開発を行っていることもあり、メーカー同様に新製品の提案を営業を行う場合もあります。
●事業企画:自社の事業計画の立案のみならず、他企業への投資計画を立てることもあり、商社の枠を超えたコンサル業務を担うこともあります。
●営業事務:営業担当者に代わって電話の応対や書類作成などの業務を受け持ち、縁の下の力持ちとしてサポートします。

業界の特徴まとめ

1.業界に精通しているので、動向を掴みやすい。
2.比較的景気の影響を受けやすい傾向になります。
3.給与水準は比較的高く、平均勤続年数も長くて安定的です。

 

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