「今後のビジョン」の答え方について~質問意図や回答ポイント~

転職活動、就職活動で面接時に「今後のビジョン」に関して質問されることもあります。苦戦されている方も多いのではないでしょうか?即戦力面接よりもポテンシャル採用の面接で「今後のビジョン」を聞かれるケースが増えています。そこで今回は今後のビジョンについて、考え方と答え方に関してご紹介します。

ビジョンに関して企業が面接で聞く理由

今後のビジョンを面接で聞かれた経験を持つ方も多いのではないでしょうか?そもそも企業がなぜ面接で今後のビジョンを質問するのか、理由を考えたことはあるでしょうか?

面接で企業が「今後のビジョン」を聞くのには一般的に言えば下記3つの意図があります。

今後のビジョンを聞く意図

・「自己分析」が出来ているのかを確認する為
・会社の事業内容、仕事内容を理解出来ているかを確認する為
・将来の自分を描けているかを確認する為

若手であれば「未だ具体的なビジョンを持っていない」という方も多いのではないでしょうか。今後のビジョンが答えられない方が多いからこそ、企業もビジョンに関して面接で質問することに意味があるのです。

従って面接において「未だ具体的なビジョンはありません」という回答は基本的にNG。

しかし今後のビジョンというものがどの程度を表しているのか、それが分からない方も多くいらっしゃいます。結論「どのくらい先のビジョンを聞いているのか」は企業によって様々であり、一般的には長くても10年後ではないでしょうか。

それよりも今後のビジョンを見据えた上で面接に臨むことが出来ているのか、企業にとって大切なのはどのくらい先のビジョンかどうかよりも、そもそも面接前に自分のビジョンを考えることが出来ているのかという点を重要視しています。

社会人としてのビジョンは二手に分かれる

20代の若手の場合、未だ社会人経験も浅く1人のプレーヤーでしか無い為、今後のビジョンを想像するのはなかなか難しいということは共感が出来ます。そもそも1つの企業でキャリアを重ねていけばどのような自分が想像出来るでしょうか?

企業で働く中で順調に成果をあげていくことでキャリアアップしていきます。役職としては主任、係長、課長、部長と昇格。役職の名称は企業によってはマネージャー、シニアマネージャー、支店があれば支店長などがあります。

つまり部下や後輩を持ちマネジメントをするリーダーやマネージャーになるビジョンを描くことが出来ます。

一方で個人のスキル向上に集中し、力を付けていくことも出来るでしょう。その分野でのスペシャリストやエキスパートを目指すことも可能です。部下や後輩を育成することはあるかもしれません。

しかしマネジメントというより、自分個人として成果を出し会社に貢献していくスペシャリストやエキスパートになるビジョンです。

従って社会人としてのビジョンを考えるとするならば、組織で成果を出していく「マネージャー」、あるいは個人で成果を出していく「スペシャリスト・エキスパート」のどちらを目指すことの二手に分かれることが一般的です。

後者のスペシャリストやエキスパートを目指すには職種にもよりますが、それも含めて自分自身の希望を示すことになります。

「今後のビジョン」の答え方

それでは本題に入り、今後のビジョンの答え方です。ビジョンとしては5年後、10年後、20年後のビジョンまで考えておくこと。面接では5年後のビジョンを伝えて頂き、もし面接官から「さらに先のビジョンはありますか?」と聞かれれば10年後、20年後のビジョンを答えましょう。

ビジョンを答える際のポイントは下記を参考してください。

ビジョンのポイント

・企業の仕事内容や求められている役割に沿ったものであること
・企業の求めている成長のスピード感に合っていること
・具体的な数値、役職、実績などが盛り込まれていること
・ビジョンを達成する為のプランが具体的に示せること

企業の仕事内容や求められている役割に沿ったものであること

例えば営業職で応募をしている場合、営業職としてのビジョンを伝えることが求められます。営業としてどのような実績を出したいか、あるいはどのような営業に成長したいのか、仕事内容や求めている役割に沿っていることで事前に企業を理解しているという入社意欲と長い期間働く意思を面接で伝えることが出来ます。

企業の求めている成長のスピード感に合っていること

企業によって昇格するスピード感は全く異なります。入社してから3年で課長クラスのマネージャーに昇格する企業もあれば、10年掛けて課長に昇格する企業もあります。これは企業の歴史や文化、事業内容などが関わっています。事前に企業のホームページや採用情報、転職サイトなどから情報収集を行い、現在企業に在籍している役職者の年齢などを確認しておきましょう。

具体的な数値、役職、実績などが盛り込まれていること

ビジョンを聞かれたときに「最終的に」「将来的に」「ゆくゆくは」という曖昧な表現を使うことは避け、ビジョンが何年後の話を具体的に示すことが大切です。同じく「高い」「多い」などの形容詞ではなく、具体的な数値、役職、実績を内容に盛り込むことでその場しのぎではなく事前に真剣にビジョンを考え、面接に臨んでいることを伝えることが出来ます。

ビジョンを達成する為のプランが具体的に示せること

単にビジョンを伝えるのではなく、ビジョン達成までの具体的なプランを伝えることでビジョンの実現を本気で考えていることが伝わります。例えば5年後のビジョンを伝えるのであれば、その間にある3年後、1年後には何をしているのか、どのような役職に就いているのかというプランを示すことが有効な手です。また達成に向けて現在どのような努力をしているのかも伝えられると良いでしょう。


上記を踏まえた今後のビジョンの参考例です。

今後のビジョン
私は営業として御社へ入社させて頂いた際には5年以内には支店長として10名以上の部下をマネジメントし、全国トップの支店売上を達成したいと考えています。

その為に入社後は御社の事業やサービスについて学び、入社1年以内にプレーヤーとしての基礎を身に付けます。入社3年以内にはトップセールスとなり、お客様はもちろんのこと社内での信頼も獲得したいと考えています。同時に部下育成やマネジメントに関しても成果を挙げられるようセミナー参加や関連書籍を読み知識を身に付け、先輩・上司からもノウハウを学んでいきます。

現在もマネージャーとして活躍出来るよう週に1冊は関連書籍を読むことをルーティーンとして行なっております。

「今後のビジョン」の答え方まとめ

ビジョンに関して企業が質問する理由は、そもそも具体的に自分の将来について考えることが出来ている人なのかを判断しているのかを確認していることも理由の1つ。

普段あまり考える機会が無かったとしても転職活動を行なうのであれば自分の5年後、10年後、出来れば20年後まで考えましょう。

社会人のビジョン、キャリアパスとしては「マネージャー」を目指すか、「スペシャリスト・エキスパート」を目指すかの大きく2つに分かれています。職種や自分の希望から、どちらを目指していくのかを決める必要があります。

ビジョンは単に自分がやりたいことを伝えるだけではなく、面接を受ける企業が求めているものを事前に理解しておくことも大切です。どのように成長していく人を採用したいと考えているのかを念頭に置き、その中で自分がやりたいことや達成に必要な事を具体的に伝えられるように準備していきます。

具体的な伝え方などは下記の記事を是非参考にしていただき、面接に活かしてください。

話の組み立て方その2~相手に「伝わる」伝え方~

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